
広島原爆の日 - 平和への祈りを込めて
2025.08.06
○平和への祈り○
1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分、アメリカ軍のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」が広島市上空で世界初の原子爆弾を投下しました。
「リトルボーイ」と名付けられたウラン235型の原子爆弾は、高度約600mで核爆発を起こしました。
この爆発により、周辺地表の温度は3,000〜4,000℃にも達し、爆心地では最大風速440m/秒という猛烈な爆風が発生。
市街地は一瞬のうちに壊滅し、約15万人もの尊い命が奪われる悲劇となりました。
爆心地から数km離れた場所にいた人々も、原爆投下後に降った放射性物質を含んだ「黒い雨」の影響で健康被害に苦しむことになりました。
この黒い雨による被害の実態解明は、今日もなお続いています。
○記憶と平和への願い○
原爆ドームは、この歴史的悲劇から目を背けないための象徴として今も広島の地に立っています。
犠牲者の霊を慰め、世界平和を祈り続けるために、8月6日は「広島平和記念日」として設けられています。
毎年この日には、広島平和記念公園で「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」が厳かに執り行われます。
また、市内の各河川では灯篭流しが行われ、犠牲者の魂を弔うとともに平和への願いを込めて、各地で原爆慰霊祭が開催されています。
この日を忘れず、平和の尊さを次世代に伝えていくことが、私たちに課せられた使命ではないでしょうか。
二度とこのような悲劇を繰り返さないために、平和について考える機会としたいものです。
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