
令和7年6月12日(木)開催 運営推進会議議事録
2025.06.12
令和7年 第3回 運営推進会議議事録
1、日時: 令和 7年 6月 12日(木) 14:00~14:30
2、場所: 看多機かえりえ楠
3、出席者
丹羽 様(利用者様ご家族)
和田 様(楠5丁目自治会長)
富岡 郁実(管理者)
後藤 千秋(計画作成者)
千田 昌宏(介護リーダー)
ラピルヘイゼル(介護スタッフ)
4、報告
① 参加者様紹介
② サービス実施報告
●ご利用者数
3 月:20名
4 月:17名
5 月:19名
●要介護度
要介護度1…2名 要介護度2…2名 要介護度3…7名
要介護度4…3名 要介護度5…5名
平均介護度:3.3
●依頼先
【問い合わせのあった機関】
▪総合上飯田第一病院(病院)▪名城病院(病院)▪北病院(病院)・
▪西部医療センター(病院)▪AOI病院(病院)▪名鉄病院(病院)・
▪名古屋医療センター(病院)▪北医療生協居宅▪ケア21上飯田▪やさしい手楠居宅
●医療処置
内服管理、嚥下機能評価と食事形態の調整、摘便・浣腸、在宅酸素管理、自己導尿の支援、
膀胱留置カテーテル管理、褥瘡処置、吸引、点滴、胃ろう、血糖測定、帰宅に伴う手技習得の指導
③ インシデント報告
〇車いすからの滑落事故
車内に車いすを固定し送迎中に、信号を曲がった際に身体がズレゆっくり車いすからずり落ちた。
●問題点
1⃣シートベルトや車いす固定ベルトつけていたが、固定ベルトのゆるみ等確認できておらず、車いすがズレた事による可能性。
2⃣筋力低下があり座位保持中に傾きが増えており、今回リクライニング式車いすだったが、車中での車いすの傾き防止を重視してリクライニングはしないで固定していたため、座位が保てずお尻からずれてしまった可能性。
●是正
1⃣今後車いすの固定ベルトをした後に、たるみや緩みがないか指差しや声出しにて確認を行うことで、車いすのずれを防ぐ。
2⃣車中でもリクライニング(ティルト)を行い、前方への傾きやずれを防止する。
④ 災害時の対応について
1⃣避難訓練内容ご報告
令和7年6月10日 看多機かえりえ楠避難訓練実施
参加者:利用者様11名・管理者富岡・訪問看護管理者野々村・計画作成者後藤・看護師矢野・介護リーダー渋谷・介護職員ヘイゼルと宮原・入浴介助中の安藤
●実際に災害想定し利用者様にもご協力いただき避難訓練を行い、避難経路や役割分担の把握に努める。
想定:おやつを食べた後頃に突然強い揺れがあり(5分程度) 周りの棚のものが倒れ、テレビが床に落ちてしまう。その後、火災報知器のサイレンがなりだす。煙の臭いが漂う。
●揺れている間
フロアスタッフ:地震中、歩行している利用者様がいらっしゃる時は、すぐに床にしゃがむか座っていただく。利用者様に頭を低くしていただくように声をかける。
●揺れがおさまる⇒フロアに煙の臭いが漂い火災報知器が鳴り出す。※今回は厨房にて火災と仮定
(A~Hは職員)
⓵A:基本的にフロア待機し、各スタッフに指示する。当日利用者の把握できるボードと連絡帳確保
B(火災受信機にて火災場所確認しAに報告。)
C(トイレ確認)
D(101~108部屋確認)
E(109~111部屋確認)
F(浴場確認、入浴中であるならば避難のための準備伝える)
G(フロアにて利用者見守り)
H(入浴介助中・バスタオルなどで上からかけ避難準備(※今回は声掛けのみで入浴継続)
⓶A:フロア待機し指示・Bから火災場所確認し避難経路を指示開始(今回は玄関前)
B(火災場所確認報告後は通報(ディーフェスタスタッフと連携)、可能なら消火活動)
C~G(Aより避難場所指示を受け、各々利用者の避難開始)
H(今回は訓練のため引き続き入浴してもらうが、本来なら肌着など着てバスタオルを羽織り避難)
※歩行の出来る利用者様を玄関前に避難する。(自動ドアが開かない時は手動で開ける) 但し、認知症状が強い利用者様はスタッフの見守りが出来る状況まで安全な場所にて待機後避難。可能なら上着を持参していただく。準備が出来たら、看護職員ともにストレッチャ-に移乗し玄関前に避難する
⓷Aフロアにて待機し指示
B(引き続き消火活動)
C~G(最初に玄関前に到着したスタッフは玄関前にて待機。それ以外は戻り順番に利用者避難)
H(入浴者の避難を最優先に行う。)
⓸A避難が全員終わったら、緊急連絡先のファイルを持参し玄関前に避難。利用者様、全スタッフが避難出来たかケガをした人がいないか確認避難終了後。(想定として、火災避難後は救急隊の指示を仰ぎ行動する。)
・避難後に救急隊判断にて、施設内に戻れる状況なら、施設内に戻りご家族に連絡。施設内無理であれば避難場所としては楠コミュニティ会館に移動など検討必要あり。
2⃣災害時の避難場所について
〇水害 当施設の3階に移動か、
役所からの避難警報確認し楠中学校避難。
〇大地震 (目安震度6以上)揺れが治まった後に一旦駐車場に全員避難。
指定緊急避難場所である楠公園に避難。
〇火災 火災場所により避難経路確認し、一旦駐車場に全員避難。
何よりまず屋外に避難し、消防の救急隊からの指示対応。
3⃣福祉避難所について
別紙にて名古屋市健康福祉局から出ている、「福祉避難所について」の書類をご確認ください。
※地震などで緊急避難後に、自宅が被災し倒壊などで戻れない介護が必要な方向けの避難所になります。被災後にかえりえ楠も、食料やオムツ等対応できない場合も考えられます。こちらの福祉避難所も一つの手立てとして考えております。
4⃣台風時などの緊急避難について
台風が近づき被災のリスクが高い場合は、極力送迎は行わずご自宅での待機か、当施設に台風前から連泊していただくか等ご相談させていただきます。(ただ部屋にも上限がありますので、独居の方やご家族族での移乗等介助が困難な方を優先させていただくことがございます)
自宅にいらっしゃる方で、移乗等が同居のご家族様では困難である場合や独居の方は、避難警報が出た場合はお電話等で安否確認し、送迎の人員や安全状況、部屋の空き状況などを考慮した上で、可能であればお迎えに伺います。
※ただ夜間など人員が不足し対応が困難なケースも想定されます。そのため、該当の方は事前に連泊するなどご相談させていただければと存じます。
◎災害時に避難が必要になった場合について、和田自治会長様と地域連携についてご相談させていただきました。地域の一員として、できる限り協力したいと考えています。震災が発生した際には、自治会長や民生委員を連絡先として、連携を取らせていただく予定です。
●次回のご予定
看多機かえりえ楠 令和7年度第4回運営推進会議
8月中旬頃 14時からを予定