
令和6年6月12日(水)開催 運営推進会議 議事録
2024.06.11
令和6年 第3回 運営推進会議議事録
1、 日時: 令和6年 6月12日(水) 14:00~15:00
2、 場所: 看多機かえりえ楠
3、出席者
丹羽 様(利用者様ご家族)
岸本 様(北区西部いきいき支援センター)
伴野 様(トーカイ)
伊東 様(トーカイ)
富岡 郁実(管理者)
後藤 千秋(計画作成者)
水品 圭市(計画作成者)
千田 昌宏(介護リーダー)
新しい職員の紹介
・計画作成者 水品圭市(前回欠席のため、本日ご紹介させていただきます)
4、 報告
① 参加者様紹介
② サービス実施報告
●ご利用者数
4 月:22名
5 月:20名
6 月:20名(未定)
●要介護度
要介護度1…3名 要介護度2…1名 要介護度3…5名
要介護度4…5名 要介護度5…6名
平均介護度:3.5
●依頼先
【問い合わせのあった機関】
▪総合上飯田第一病院(病院) ▪名鉄病院(病院)
▪北病院 ▪北医療生協
▪あいち介護センター ▪あやめケアセンター
▪愛生会 ▪北区介護事務所
▪大隈病院(病院) ▪やさしい手楠居宅
●医療処置
内服管理、嚥下機能評価と食事形態の調整、摘便・浣腸、在宅酸素管理、自己導尿の支援、
膀胱留置カテーテル管理、褥瘡処置、吸引、点滴、胃ろう、血糖測定、帰宅に伴う手技習得の指導
③ 新型コロナウイルス、クラスター報告。
(1)発生の経緯報告
5月21日:発熱はないが、鼻水や咳症状のご利用者が数名
(該当者は席を離すなどの対応)
5月23日:利用者3名発熱がありコロナ陽性
(内2名宿泊者で独居の為介護者もおらず、個室に隔離対応。デイ利用者には利用を控えていただき、宿泊利用者1名は自宅に戻っていただいた。他宿泊者も全員部屋に隔離し、簡易キットにて検査陰性。職員はガウンにて対応開始。)
5月24日:利用者3名・職員2名コロナ陽性
(宿泊者2名と自宅戻った利用者1名陽性。入院が必要そうな方は救急搬送対応。この時点で保健所に連絡、特に指示なし。)
5月25日:利用者1名コロナ陽性(自宅にて療養)
5月26日:利用者1名コロナ陽性(病院にて療養)
(陽性者10名になったため名古屋市に事故報告として報告)
5月30日:コロナ明けでデイ再開。
(2)事業所又は施設の措置説明
今まで、かえりえ楠の対応と致しましては、コロナ感染者は自宅療養をお願いしておりました。また人数が1名など少数の場合は、他の利用者様は次の日からも通常通りのご利用としておりました。
ただ、今回は3名同時発症かつ咳や鼻水などの発熱以外の症状疑いのある方が数日前よ りデイをご利用されていたため、コロナ感染者が広まる危険性を考慮し、翌日24日~28日の5日間の期間を隔離期間とし、デイや宿泊利用を控えられる方はキャンセルにすることをご家族の方にお願いすることとなりました。
また、もともと宿泊者の方の中には独居の為、自宅に戻った場合介護者がおらず、命の危険性もあると判断し、かえりえ楠の個室にて宿泊を続けていただく対応をとらせていただきました。
(3)是正
今回はクラスターが発生してしまったこと並びに、コロナ発症のない利用者様ご家族様にもご迷惑をおかけするような対応をとってしまったと思っております。ご家族様とご相談の上、清拭や摘便等の必要のある方はご自宅に訪問させていただくなどの対応をさせていただき、そのほかもご家族様ご本人様のご協力があった上で収束できたことを御礼申し上げます。
各々のご利用者様の訪問診療所や病院先との連携がうまく取れない箇所もあり、診療所との連携の強化を今後は図りたいと思います。
④ インシデント報告
・服薬忘れ「夜間帯ご利用の利用者様」
(1)経緯
普段、服薬のセットは朝送迎時に介護士が薬の入ったポーチを所定の場所に置き、看護師にて薬のセットや確認をしておりました。ただ今回は夜間帯にご家族様送迎での来所ため、普段薬セットや薬ポーチ存在を知らない夜勤職員での対応であったため、薬ポーチの確認が漏れてしまい服薬忘れの事故が発生いたしました。
(2)是正
薬ポーチを宿泊者も含め、毎朝全員分確認することで、薬の確認漏れをなくす。確認方法や時間などを明確にし、毎日確認担当者を誰にするのか事前に指定し対応することといたします。
⑤ 季節の注意喚起
熱中症対策
・現状の最低限の給水情報。
①9時(来所時)、②11:00(昼食)、③14:00(おやつ)、④17:00(夕食)、⑤19:00(就寝前)
※入浴前後と随時欲しい方がいらっしゃれば給水。基本的にそれ以外でも小まめに給水促し。
・各部屋は最低でも排泄介助などで2時間置きには確認しており、温度調整を行っております。
・また各利用者の浮腫状態や普段の給水量を考慮しながら対応しております。
・車送迎時はエアコンにて温度を調整してから乗車いただく事にしております。
参加者様のご意見
〇今回のクラスター時など、会社の産業医など客観的な立場の医療関係者と普段から相談できるような関係性を作ることも現場でアクシデントがあった際には、安全な運営に必要な箇所であると思う。
かえりえ楠としての回答
やさしい手名古屋支社の産業医の方とは2か月に1回、職員を含めた業務内容の確認をしてくださっております。今回のクラスターも報告としてあげており、その際には「対応に関しては特に大きな間違えはなかったと思うが、もう少し各々の医療関係者に相談して決めてみても良かったかもしれない」とお話をいただきました。今後産業医の方とも密に相談できるような体制が取れるように図って参ります。
〇感染症対策として普段のマスク対応をした方がいいのか
かえりえ楠としての回答
今回のコロナクラスター明け1週間は念のため、職員と利用者様にもマスク着用をお願いしておりました。今後も職員はマスク着用での業務をさせていただきます。
利用者様に関しましては、どうしても外してしまう方もいらっしゃいますので、通常時はフロアにいる際にはマスク着用義務は特になく、各々ご本人様ご家族様のご判断にお任せいたしたく存じます。ただ、今回のように感染症が蔓延した場合は様子を見ながら数日間は着用をお願いすることがあるかもしれません。
●次回のご予定
看多機かえりえ楠 令和6年度第4回運営推進会議
8月中旬頃 14時からを予定